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軍神の血脈 高田崇史 ブックレビュー [ブックレビュー]

高田崇史薯 「軍神の血脈」

偶然再会した同級生が楠木正成の謎に挑む歴史サスペンスといった作品だった。

ダビンチコードの日本版と思ったら伝わり易いだろうか?

随所に名だたる歴史上の登場人物名が出てきて、少し読むのが億劫になることも
あるのだが、それを和らげる様に他の部分の文字数は可能な限り少なくされているので
トータル的に読みやすくなっているなぁ〜と感じた。

歴史的記録や、記述には「あれ?」「変だな?」と思っても、そのまま受け入れて
しまいがちだが、そこに疑問を持つことの大切さを感じさせられた。

おそらく、日常生活でもなんとなく分かったつもりで済ませてしまう
習慣を知らず知らずのうちにしてしまっているのだろう。

そう言う意味でも刺激を受ける本だった。
読書が苦手な人でも程よく読める点と、読み始めの重々しさから徐々に読みやすくなる
開放感は万人受けするタイプの本です。

★★★★(5つ満点中)


軍神の血脈 ~楠木正成秘伝~


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